【感想】小説『人間失格』/ 太宰治

こんにちは、ぱんです。

この度、太宰治の『人間失格』を読みました。

この記事では、本書のあらすじと感想をまとめています。

あらすじ、作品紹介

あらすじ

自己の生涯を極限までに作品に昇華させた太宰文学の代表作

無頼の生活に明け暮れた太宰自身の苦悩を描く内的自叙伝であり、太宰文学の代表作である「人間失格」と、家族の幸福を願いながら、自らの手で崩壊させる苦悩を描き、命日の由来にもなった「桜桃」を収録。

Amazonより

作品紹介

  • 書名:人間失格(角川文庫)
  • 著者:太宰治
  • 出版社:KADOKAWA; 改版;新装
  • 発行日:2007/5/30
  • ページ数:208ページ
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読んだきっかけ

メンタルが落ちていた時に、ふと読んでみたくなった。

感想

共感できる部分も多く、やるせない気持ちになった。

冒頭の「恥の多い生涯を送ってきました。」の通り、なかなかのクズっぷりではあったが、繊細すぎるがゆえにこうなってしまったのだろうと思う。

だとすると、悲しいし、苦しい。

最後の「いまは自分には、幸福も不幸もありません。ただ、一切は過ぎていきます。」には、

人生を諦めている様子が感じとれて、「あぁ…」となった。

多様性、HSPといった言葉が多くの人に認知されている今の時代に生きていたら、もう少し生きやすかったのかもしれない。